Yes-No / 愛の終わる時」(イエス・ノー あいのおわるとき)は、1980年6月21日 (1980-06-21)に発売されたオフコース通算19枚目のシングル。

解説

「Yes-No」は、アルバム『We are』に収録されるが、アルバム収録とは別ヴァージョンでエンディングが若干長く、アルバム・ヴァージョンでは聴かれる、後半部での大間ジローによるカウベルが入っていない。ベスト・アルバム『SELECTION 1978-81』に収録されているのは、富樫要によるフリューゲルホルンソロのシングル・ヴァージョンのイントロにアルバム・ヴァージョンを編集で繋いだもの。この曲の歌詞について小田和正は「“抱きしめよう”はともかく、“君を抱いていいの”は、当時の歌詞の中でも一線を越えてた。でも、そこを超えたから、みんなのアンテナに引っ掛かったんだよ。世の中には、いい曲だけど地味な曲って、たくさんある。それは、歌詞が一線を越えてないから、アンテナには引っ掛からないってことなんだよ。ただ、いくら引っ掛かるとは言っても、曲のタイトルを『君を抱いていいの』にしてはならない、というのも考えたけど」「ずっと疑問文で成立している。そして、最後に相手に、責任を取らせる歌なんだ。“どうなんだ”って、突きつける。当時それならタイトルは『Yes or No?』じゃないかって言った奴がいたけど、突きつけてるんだ。だから『Yes-No』なんだ」とし、「『週刊新潮』のコラムに『女の子にキャーキャー言われながら“君を抱いていいの”って、いい歳をして』って。いやぁ、そんなこと書くんだなぁって思ったよ。あと、客席のファンの人達が“タン スタタン”て間の手を入れ始めたのも、この頃からだろうね。“ああぁ~ 時はぁ~”のところで、そう手拍子するようになった。でも、『週刊新潮』も“タン スタタン”も、俺達がお願いしたことではなかったんだよ」と、答えている。

この曲は後に小田がシングル「風の坂道」のカップリングとしてセルフ・カヴァーし、アルバム『LOOKING BACK』にも収録された。小田自身コンサートでも一時期、この曲をセルフ・カヴァー・ヴァージョンで演奏したことがあるが、2000年 (2000)のコンサートツアー以降と、TBS系『クリスマスの約束』では転調せず、オフコース時代のアレンジに戻されている。

「愛の終わる時」はオリジナル・アルバムには収録されず、「Yes-No」と同じく『SELECTION 1978-81』に収録されたが、その際ビル・シュネーによりリミックスされ、間奏部が11秒程短くなっている。

パッケージ、アートワーク

ジャケットには前作のライブ・アルバム『LIVE』のブックレット用に同年3月、フリーダムスタジオ1stで行われたフォトセッションでの未使用写真が使われている。また、裏面には歌詞のほか、『LIVE』と、シングル「生まれ来る子供たちのために / この海に誓って」の紹介が記載されている。

収録曲

SIDE A

  1. Yes-No   YES-NO  – (5'20")

SIDE B

  1. 愛の終わる時   AI NO OWARU TOKI  – (5'22")
    作詞 · 作曲:鈴木康博、編曲:オフコース

スタッフ

  • プロデュース : オフコース
  • © 1979 Pacific Music Publishing Co., Ltd. & FAIRWAY MUSIC Co., LTD.

リリース日一覧

カヴァー

Yes-No

脚注

注釈

出典

関連項目

  • イニシエーション・ラブ  – 2004年に発表された乾くるみの小説。章題及び、2015年公開の同名映画の劇中歌として使用されている。

外部リンク

オフコース
  • Yes-No / 愛の終わる時  – Discography
その他
  • Yes-No - Discogs

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