陳 傑憲(チェン・ジェシェン、1994年1月7日 - )は、台湾の高雄県出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投左打。現在はCPBLの統一ライオンズに所属している。
経歴
プロ入り前
台湾の高雄県(現:高雄市)出身。高校時代は日本の岡山県共生高等学校に留学。一学年上には後に日本プロ野球でプロ入りすることになる呉念庭と廖任磊がいた。高校卒業後は帰台し、台湾電力に入社。2016年のドラフトで統一セブンイレブン・ライオンズから2位指名を受け入団。
統一ライオンズ時代
2017年開幕前の「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」のチャイニーズタイペイ代表に選出されたが、同月の第4回ワールド・ベースボール・クラシックの代表選出はならなかった。レギュラーシーズンでは王柏融に次ぐリーグ2位の打率.387、王勝偉に次ぐリーグ2位の17盗塁を記録しブレイク。11月には2017 アジアプロ野球チャンピオンシップチャイニーズタイペイ代表に選ばれた。
2018年11月には「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」のチャイニーズタイペイ代表に選出。
2019年は4月20日の中信兄弟戦で右手に死球を受けた際に骨折をし、長期離脱をした。結局、年内に復帰することはできず20試合出場でシーズンを終えた。
2020年の開幕戦で決勝タイムリーを放った。4月は遊撃手で出場していたが、失策が多く同月25日からは指名打者での出場が増えた。5月10日以降は外野手として試合に出続けた。外野では内野の守備とは一転し、好プレーを連発した。同月と6月共に月間打率4割を記録するも、月間MVPには届かなかった。7月には打率.246と調子を落とすも、8月には再び打率4割をマークし月間MVPを獲得した。最終的には統一ライオンズの記録を塗り替える174安打をマークするなど、首位打者、最多安打、ベストナインを獲得した。チームメイトの林安可、蘇智傑も外野手部門のベストナインを受賞し、CPBL史上初となる同一チームで外野を独占する形となった。台湾シリーズでは駄目押しとなるホームランを放つなど、打率.310を記録した。
選手としての特徴
ミート力が高く、バッティングフォームは広島東洋カープに所属している秋山翔吾を参考にしている。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
- 2020年度シーズン終了時
タイトル
- 首位打者:1回(2020年)
- 最多安打:2回(2018年、2020年)
表彰
- ベストナイン:7回(遊撃手部門:2017年 - 2018年 外野手部門:2020年 - 2024年)
- 月間MVP:3回(2017年7月、2020年8月、2024年7月)
- 2024 WBSCプレミア12:最優秀選手(MVP)
記録
- 初記録
- 初出場:2016年7月29日、対義大ライノズ26回戦(台南市立野球場)、8回裏に林志賢の代走で出場
- 初盗塁:同上、8回裏に二盗(投手:力猛、捕手:方克偉)
- 初打席:2016年7月31日、対義大ライノズ28回戦(台南市立野球場)、9回裏に倪福德から三振
- 初先発出場:2016年8月3日、対中信兄弟23回戦(台南市立野球場)、9番・遊撃手で先発出場
- 初安打・初打点:同上、4回裏に鄭凱文から左適時二塁打
- 初本塁打:2016年8月7日、対Lamigoモンキーズ30回戦(台南市立野球場)、7回裏に羅曼から中越3ラン
- その他の記録
- オールスターゲーム出場:5回(2017年、2018年、2022年、2023年、2024年)
背番号
- 46(2016年)
- 24(2017年 - )
代表歴
- 第1回21U野球ワールドカップ チャイニーズタイペイ代表
- 2015年アジア野球選手権大会 チャイニーズタイペイ代表
- 2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表
- 2023 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表
- 2024 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表
脚注
外部リンク
- 選手の各国通算成績 CPBL、Baseball-Reference (CPBL)

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