軍馬の郷六原資料館(ぐんばのさとろくはらしりょうかん)は、岩手県胆沢郡金ケ崎町に所在する資料館である。

沿革

日本の近代化に伴って陸軍が1896年(明治29年)に軍馬を補充するために軍馬補充部を設置した。当時相去村六原地区(現在の金ケ崎町六原)にあった土地を有効利用するために相去村村長、胆沢郡会議員を歴任した桑島重三郎が誘致に尽力し、1898年(明治31年)同地に六原支部が設置された。その後支部長・支部員用の官舎が9区画設置され、3棟が現存する。軍縮に伴い六原支部は1925年(大正14年)に廃止され、広大な土地は農場などを経て現在の岩手県立農業大学校となる。2016年(平成28年)10月29日、資料館として開館し、プロスキーヤーの三浦雄一郎が講演した。館内には三浦の写真や桑島に関する資料などを展示している。

建築

1911年(明治44年)建築。2015年 (平成27年)改修。木造平屋建て、銅板葺、建築面積117m2。廊下を挟んで東側に和室、西側に洋風の応接室が配置された和洋折衷様式。現存例の少ない佐官級宿舎である。2017年(平成29年)5月2日、旧陸軍省軍馬補充部六原支部官舎第一棟として第二棟、第三棟とともに国登録有形文化財として登録された。

利用情報

  • 開館時間 - 午前9時から午後5時まで
  • 休館日 - 毎週月・火曜日、年末年始(12月29日から1月3日)
  • 入館料 - 無料

交通アクセス

  • 北上金ヶ崎ICから約15分
  • 水沢ICから約17分
  • 東北本線六原駅から車で約10分

周辺施設

  • 岩手県立農業大学校

脚注

外部リンク

  • 国登録有形文化財 軍馬の郷六原資料館

元金ケ崎町地域おこし協力隊

久しぶりに金ヶ崎の軍馬の郷に! 多趣味・・・徒然

軍馬の郷六原資料館 HORSE LAND IWATE

金ケ崎町の歴史・史跡 金ケ崎町観光協会公式サイト

旧陸軍省軍馬補充部六原支部官舎改め「軍馬の郷六原資料館」! 多趣味・・・徒然