カスケード(Cascade)はサザン・パシフィック鉄道(Southern Pacific Railroad)が運行した、代表的な夜行列車。
概要
カスケード(Cascade)は11.12列車として、1971年までサザン・パシフィック鉄道(Southern Pacific Railroad)が、カリフォルニア州オークランド・サンフランシスコ(Oakland・San Francisco, California)からオレゴン州ポートランド(Portland,Oregon)へのシャスタ・ルート(Shasta Route)を運行した夜行列車。
1966年まで各鉄道会社共同運行のコースト・プール・トレイン(Coast pool train)を介しワシントン州シアトル(Seattle,Washington)へ直通する寝台車を連結していた。1950年に重鋼製車両に変わり流線型化された。
1971年に全米鉄道旅客輸送公社・アムトラック(National Railroad Passenger Corporation)の発足により運行終了となったが、現在はアムトラックのコースト・スターライト(Coast Starlight)がロサンゼルスとワシントン州シアトル(Seattle, Washington)間を運行している。
歴史
年表
- 1949年: 昼行の流線型列車、9.10列車・シャスタ・ディライト(Shasta Daylight)運行開始
- 1950年: 流線型の夜行列車としてカスケード(Cascade)運行開始
- 1959年: シャスタ・ディライト(Shasta Daylight)、閑散期の運行を週3往復に
- 1966年~1967年: シャスタ・ディライト(Shasta Daylight)、季節列車として運行、1967年を最後に運行停止
- 1970年: カスケード(Cascade)、週3往復に減便
- 1971年: カスケード(Cascade)、全米鉄道旅客輸送公社・アムトラック(National Railroad Passenger Corporation)の発足により運行終了
1951年9月28日の編成(サンフランシスコ発ポートランド行き・バークレイ出発時)
その他
- シャスタ・ルート(Shasta Route)を運行した旅客列車に、郵便車主体でコーチ(座席車)を連結した19.20列車・クラマス(Klamath)があった。
参考文献
- Harry Stegmaier. Southern Pacific Passenger Train Consists and Cars 1955-1958 TLC Publishing, 2001.ISBN 1-883089-61-1
- Robert J, Wayner. Passenger Train Consists 1923-1973 Wayner Publications
外部リンク
- ROBERT MORRIS PHOTOGRAPHY (英語)
- my ESPEE MODELERS ARCHIVE (英語)




