メリン県(メリンけん、麊泠縣、ベトナム語:Huyện Mê Linh / 縣麊泠)はベトナムの首都ハノイの行政区。
歴史
漢が南越国を滅ぼした後に交阯郡の下に麊泠県が設置された。40年、麊泠のチュン姉妹が漢に反乱をおこし、麊泠を都とした。後に馬援によって平定された。
2008年5月29日、ヴィンフック省の県からハノイの県へ変更された。
地理
ハノイ北西部、紅河の北岸に位置する。
行政
メリン県は、以下の行政単位に区分される。
- 市鎮(thị trấn、市鎮)
- 社(xã、社)
交通
- 県中央部を国道23号線が横断する。
- 県の東を走るヴォー・ヴァン・ケット通り(バクタンロン-ノイバイ線)は、そのまま1kmほど北のノイバイ空港に乗り入れており、空港とハノイ市街を結ぶバスが通行する。
産業
クァンミン工業団地には、ニトリの子会社であるマルミツ・ベトナムの輸出基地が存在する。